
イタリアで視聴率No.1を獲得した人気ドラマ『DOC あすへのカルテ』

とにかく節操がないのです。
主人公・アンドレアの同僚は一癖も二癖もある人物ばかり。皆なにかしら問題を抱えているのですが、同じ職場でありながらくっついたり離れたり、あちこちで三角関係、四角関係を作りまくるのです。
職場での恋愛は控えよう、という感覚はないようです。これがイタリアスタイルなのか…
『DOC あすへのカルテ』あらすじ
イタリア・ミラノのアンブロシアーノ総合病院の内科医長であるアンドレアは、誰もが認める優秀な医師。患者にも同僚にも厳しく、疎まれています。
ある日、アンドレアは医療ミスで息子を無くしたという男性に頭を撃たれます。一命はとりとめますが、過去12年間の記憶を失ってしまう…
実話が原作?
一見ありえないと思う設定かもしれませんが、アンドレアにはモデルがいます。
イタリアの医師で作家であるピエルダンテ・ピッチョーニ氏は、交通事故で脳を損傷し、過去12年間の出来事を思い出せなくなりました。ドラマはこの実話をもとに描かれた小説から着想を得て制作されているのです。
ちなみにモデルとなったピエルダンテ・ピッチョーニ医師は、第2話に患者役でゲスト出演しているそうです。
そういえば医療ドラマだった
医療ドラマなので、毎回様々な問題を持つ患者のエピソードが盛り込まれ、アンドレアと同僚の医師たちが水戸黄門のように解決していきます。恋愛だけでなく、仕事もちゃんとしているのです。
加えて医師たちの恋愛模様と、自身が撃たれた原因を探るアンドレアの再生が描かれるので、ストーリーが目まぐるしく展開します。いま流行り(?)の倍速視聴では理解が追いつかないかもしれませんね。
イタリアで視聴率No.1を獲得
イタリアでは過去13年間に放送されたテレビシリーズの中でもNo.1の視聴率を獲得した『DOC あすへのカルテ』。イタリアだけでなく、ポルトガルやスペインでも大変な人気だそうです。
日本では第1シーズンが2022年10月からNHK総合で放送されていますが、イタリアで現在第3シーズンが制作されています。
第2シーズンの画像を見ると、第1シーズンよりさらに登場人物が増え、人間関係はますます複雑さを増している模様。これは期待ができますな。
『DOC あすへのカルテ』は今のところ、日本の動画配信サービスでの配信はないようです。NHKの配信サービス「NHK+」で観られるのは放送された最新話のみ。また最初から観たいので、配信サービスでの配信、よろしくお願いします!