
【インタビュー】「株式会社 宮部企画」代表 宮部智香子さん
京都を拠点に、着ぐるみによるショーをはじめ、各種イベント企画や音楽ライブなど、幅広く活動する「宮部企画」。
2020年は新型コロナウイルスの感染拡大による影響で、予定していたイベントやライブを中止せざるをえなくなる苦境に立たされました。
それを乗り越え、春に予定していたライブを開催する宮部企画代表の宮部智香子さんに、お話をうかがってまいりました。

インタビューをさせていただいたのはこちら:


シュクル御所西
手作りの無添加ケーキとコーヒーのお店。
甘さひかえめの生クリームと卵たっぷりでふわふわの生地が絶妙なロールケーキは、スイーツ好きなら要注目。
〒602-8026 京都市上京区春帯町334番地
https://www.creema.jp/c/sucre_goshonishi/item/onsale
――「宮部企画」の活動について教えてください。
大阪に「劇団カッパ座」という老舗の人形劇団がありまして、10代からそこに所属していました。
カッパ座の座長が京都に劇団を作りたいという希望を持っており、2006年に劇団カッパ座の京都事務所を託され、個人事務所として立ち上げました。
経営や営業など、なんにもわからないままいきなり事務所を作ってしまったので、最初のうちは苦労しましたね。
「カッパ座」という名前はすごく有名だと思ってたので、「カッパ座京都です」と言って営業に行けばお仕事をいただけると思ってたんですよ。
でも実際に行ってみたら「そんな劇団知りません」ということが多くて、「わあどうしよう」というところからのスタートでした。
劇団カッパ座
1968年創立。大阪に拠点を置く人形劇団。
オリジナル作品の上演や、『おーい!はに丸』などNHK教育テレビの番組への企画・演出・出演で知られる。
http://www.kappa-za.co.jp/
立ち上げて2年目に母の介護が必要になって、しばらくはお仕事が全然できませんでした。
3年後に母が亡くなり、そこから仕事を再開して軌道に乗るまでにはさらに3〜4年かかりました。
でもその時期に、いろんな出会いがあったのです。
もともと音楽に関わる仕事をしたいと思っていたのですが、ちょうどその頃に作曲家で音楽プロデューサーの多田泰教さんと知り合い、アーティストのマネージメントを手伝わせていただくようになりました。
ここから「宮部企画」の音楽部門がスタートしました。
現在、お仕事の中心は、着ぐるみの製作からイベント企画、アクター派遣、ブランディングなどといった着ぐるみに関わることはほぼ全般、また、イベント企画や音楽ライブ、司会者やタレントの派遣などを行なっています。
「宮部企画」が作るステージの特徴として、既成のものを使うということはほとんどしません。
オリジナルを作っても、本当はそれを使いまわしたほうが楽なんですけど、宮部企画はそれをしないんです。
1つ1つのプログラムを一から丁寧に、公演ごとに作らせてもらっています。
――コロナ禍での活動について。
この業界は大打撃でしたね。
宮部企画もイベントやライブが中止になりました。
これまではステージを中心にやってきたんですけど、このコロナ禍の中でなにを見出していけるのか葛藤しているところで、今も厳しい状況の中、不安との戦いです。
夏以降、活動を再開し、今は春に延期になったライブを順次開催しています。
次は12月21日(月)にJUVIちゃん(ジュビレーヌ・イデアラ)のライブを京都・モダンタイムスで開催します。
ライブに関しては開催を不安視する意見もあるんですけど、主催者側・会場・出演者という3チームが1つになって、徹底してコロナ対策をしてがんばろうという、そんな強い意志と思いでやっています。
その空間の中で全身にしみてくる音色であったりとか、楽曲の良さや心が振動するような部分というのは、やっぱりライブの生演奏だからというところはあると思います。
演奏者とのエネルギーの交換や息遣いの交差みたいなものが感じられたとき、あらためてコロナ禍の中でもがんばってライブをやれてよかったなと思いますね。
――主催ライブについて教えてください。
「オトナハラダ」はシンガーソングライター・原田博行さんの別プロジェクトです。
シンガーソングライターとしての原田さんはもともと明るく元気でポップな曲調なんですけど、この「オトナハラダ」では、ちょっとしっとりとした、哀愁が感じられるような曲が特徴です。
その名の通り大人の空気感を持った、普段の原田さんとは違う魅力をぜひライブで聴いていただきたいですね。
先日開催したライブは配信をしていますので、ぜひご覧いただきたいです。
オトナハラダ

シンガーフォークソングライター&ティーチャー、サウンドロゴ・クリエーター、役者として活動する原田博行の別プロジェクト。
https://www.haradise.net/
【動画配信サービス】
オンラインショップ「mds」よりご購入ください。
https://mds2015.thebase.in
郵送とメールにて配信URLをお届けします。
「LESS IS MORE」は東京藝大出身の若手実力派カルテットです。
彼らはクラシック出身ではあるんですけど、ジャズやロックといったいろんなジャンルが交差した楽曲が魅力です。
聴いていて違和感なく入ってくるので一見わからないんですけど、全曲変拍子のオリジナル曲なんですよ。
それを自然に聴かせてしまう実力のあるバンドです。
ぜひライブの生演奏でこの新しい若い才能を感じてください。
LESS IS MORE

東京藝大の学生と卒業生からなる実力派カルテット。
クラシック、ジャズ、ロックを融合させた高い音楽性で内外からの熱い注目を集める。
https://lessismore4.com/
ジュビちゃんは京都市交響楽団のコントラバス奏者なんですけど、ソロとしても活動しています。
演奏を聴いた時、コントラバスという楽器がこんなに美しく、自由な楽器なんだということにちょっとびっくりしたんですよ。
ジュビちゃんのコントラバスの奏法って、すごく前のめりになって、手が届くか届かないぐらいの高いところまで弾いて、音色の幅を広げているのが、目から鱗でした。
オーケストラの中におけるコントラバスのイメージだと、コントラバスがメインで単独のライブをするのって不思議だと思うんですよ。
低音のコントラバスがメインでメロディラインもすべてコントラバスで弾いている、“歌うコントラバス”だと思いました。
ジュビちゃんの楽曲もすごく素敵で、とても気持ちよくすっと入ってきて、常に聞いていたくなるような魅力にあふれています。
わかりやすい音楽よりもっと崇高な、高度な感じ、奥深さといったものがあるんですけど、それが決して遠いところにあるわけではなく身近に感じられる、そんな不思議な楽曲です。
あの親しみやすいキャラクターも含めて、ライブに来ていただければその魅力に触れていただけると思います。
Juviちゃん(ジュビレーヌ・イデアラ)

京都市交響楽団コントラバス奏者、作曲家。
オリジナル楽曲集『にじいろのさんぽみち。』が好評発売中。
https://juvichannel.jimdofree.com/
Juviちゃん 2020 Acoustic Night
宮部さんのインタビュー内でもふれられた、Juviちゃんの京都公演が開催!
12月21日(月)、モダンタイムスにて18:00開場、19:00開演。
チケットのご予約は、
宮部企画
miyabec@nifty.com
075-432-7313
Juviちゃんweb予約サイト
https://juvichannel.jimdofree.com/
株式会社 宮部企画
代表取締役 | 宮部智香子 |
メール | miyabec@nifty.com |
電話 | 075-432-7313 |
※掲載情報は配信時のものです。現在の内容と異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください。