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ホセ・ムヒカの功績と過去に迫るドキュメンタリー『世界でいちばん貧しい大統領』

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世界でいちばん貧しい大統領

「わたしは貧乏ではない。質素なだけです」

「貧乏とは、欲が多すぎて満足できない人のことです」

 

大統領官邸に住むことを拒み、首都郊外の妻が所有する農園に住む。
この農園には水道が通っておらず、井戸から水を引く生活を送る。

移動は大統領専用車を使わず、ときには愛車の1987年製フォルクスワーゲンを自ら運転してどこへでも出かけていく。

執事や家政婦を雇わず、給料の大半を寄付し、職務の合間には農業に従事する。

動物好きで、数匹の犬と猫を飼い、愛犬マヌエルのごはんも自分で作る(余談ですが、このごはんというのが肉と玉ねぎを刻んで炒めたもの。犬に玉ねぎを食べさせて大丈夫?)。

南米の小国ウルグアイの第40代大統領ホセ・ムヒカは、このような一国の大統領として考えられない質素なライフスタイルから「世界でいちばん貧しい大統領」と呼ばれ、注目を集めました。

ホセ・ムヒカの功績と過去に迫るドキュメンタリー

若い頃にはゲリラ活動に従事し、逮捕、脱獄、13年近くに及ぶ刑務所生活という経歴、大統領でありながらアナーキスト(無政府主義者)であり、その歯に衣着せぬ言動でよくも悪くも話題になったムヒカ。

国民から“ぺぺ”の愛称で呼ばれて親しまれる一方、国の内外で賛否両論を巻き起こしてきました。

そんなムヒカの姿に憧れ、尊敬するという映画監督エミール・クストリッツァが2014年からムヒカに密着。
大統領としての任期満了までをカメラに収め、極左ゲリラとして戦い、過酷な勾留生活を過ごした過去や、妻であるルシア・トポランスキーとの固い絆にも迫ります。

国民に愛され、憎まれもしたホセ・ムヒカの波乱万丈の人生を追うドキュメンタリー。

もっと詳しく知りたい方はこちら:

『世界でいちばん貧しい大統領 愛と闘争の男、ホセ・ムヒカ』

監督/エミール・クストリッツァ
©CAPITAL INTELECTUAL S.A.