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政治経済

イラン戦争ってなんなん? その1

2026年2月28日、アメリカとイスラエルはイランへの大規模な攻撃に踏み切りました。

この攻撃により、イランの最高指導者アリー・ハメネイ師が殺害されたほか、ハメネイ師の家族や革命防衛隊の総司令官、軍の参謀総長、国防相など、イラン政府と軍の要人も相次いで殺害されました。

アリー・ハメネイ師は、1981年から1989年までイラン大統領を務め、1989年に最高指導者へ就任しました。
最高指導者は、軍や外交、司法などに大きな権限を持つ、イランの事実上の最高権力者です。
ハメネイ師は約37年にわたり、保守強硬派を中心とするイランのイスラム体制を率いてきました。

アメリカとイスラエルは、イランによる核兵器開発やミサイルの脅威を取り除くための「先制攻撃」だったと説明しています。
しかし、イランが実際に核兵器の製造を決断し、具体的な開発を進めていたことを示す決定的な証拠は、公表されていません。

一方で、イランが核兵器への転用も可能な60%濃縮ウランを大量に保有していたことや、IAEAの査察が十分に行えない状態になっていたことも事実です。
IAEAは、イランの核開発が平和目的だけであると保証できないとして、重大な懸念を示していました。

これに対し、イランはイスラエルや中東各地のアメリカ軍基地などを標的に、大規模なミサイル・無人機攻撃を行いました。

参考文献

『イラン戦争 アメリカ・イスラエルの策略』宮田 律