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【京都市】京都が舞台『有頂天家族』のTVアニメ放送10周年を記念したスタンプラリー

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先日、歩いていてふと目にとまったのがこちらのポスター。『有頂天家族』のTV放送10周年を記念した京巡りスタンプラリーとあります。

『有頂天家族』は2017年にもスタンプラリーをやっていたので
「当時のポスターか、懐かしい」
と思ったのですが、日付を見ると「2024年」とあるではありませんか。

なんでもTVアニメ放送10周年を記念したプロジェクトの一環で、今年(2024年)の3月から行われているスタンプラリーだそうです。全然知らなかったなあ。もっと宣伝すればいいのに(自分が知らなかっただけかもしれませんが)…

『有頂天家族』とは

『有頂天家族』は、森見登美彦(もりみとみひこ)さんによる小説作品。2007年に第1部『有頂天家族』、2015年に第2部『有頂天家族 二代目の帰朝』が刊行されました。作品は3部構成で、第3部の刊行が待たれています。
2013年にテレビアニメ化され、2017年にはテレビアニメの続編が放送されました。

森見登美彦さんといえば京都大学出身で、その作品の多くは京都を舞台としています。
この『有頂天家族』シリーズも京都が舞台の作品です。

古来より人に化けた狸と天狗が人間社会にまぎれて暮らす京都。下鴨神社の糺ノ森に住む狸の名門・下鴨家の父・総一郎は、人間たちに狸鍋にされてしまいます。
「面白きことは良きことなり」が口癖の下鴨家の三男・矢三郎は、宿敵・夷川家が幅を利かせる京都の街を、一族の誇りをかけて兄弟たちと駆け廻ります。やがて父の死に秘められた真実が明らかになり、弥三郎と兄弟たちは下鴨家の逆転を目指して大騒動を繰り広げる…というストーリー。

その人気は小説だけにとどまらず、アニメのほか、ラジオドラマ、漫画、舞台、人形劇と、幅広くメディアミックスされています。

「有頂天家族の日」制定

TVアニメ『有頂天家族』の放送10周年記念プロジェクトとして「12月26日」「有頂天家族の日」に制定されました。「12月26日」は作中で「偽右衛門選挙」(狸界の頭領を決める選挙)が行われる日です。
2024年3月17日には作品の聖地である下鴨神社で制定式が行われました。

「TVアニメ『有頂天家族』放送10周年記念 京巡りスタンプラリー」

さらに、2024年3月からは京都の街をめぐるスタンプラリーが開催中。

スタンプポイントは、

・大垣書店 京都ヨドバシ店
・アニメイト京都
・京都ぎょくろのごえん茶 寺町店
・下鴨神社
・叡山電鉄 鞍馬駅

の5ヶ所。作品に関連する場所や、その周辺がポイントになっています。

小説を夢中になって読んだ身としては、スタンプラリーに参加しないわけにはまいりません。というわけで、さっそく下鴨神社に行ってきました。

下鴨神社のスタンプポイントは授与所にあります。最近はデジタルのスタンプラリーも多くなりましたが、やはりこのアナログなスタンプの“押してる感”がいいですね。

我ながらうまく押せました。

(画像:聖地紹介)
ラリーシートにはおもな聖地の紹介も載っていて、見ているだけでも楽しゅうございます。

10周年記念プロジェクトでは、他にも記念グッズが販売されています。
こうしてプロジェクトが行われるということは…いよいよ待望の第3部が刊行されるのかと勝手に期待が高まります。第3部、お待ちしてます!

Webサイト/http://uchoten2-anime.com/news/archives/2407