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【京都市右京区】京都を代表する近代日本画家の巨匠・竹内栖鳳と弟子たちの快進撃に迫る「進撃の巨匠」

イベント, 文化

竹内栖鳳(たけうちせいほう)は近代の京都を代表する日本画家。巨匠・竹内栖鳳と彼が導いた弟子たちの作品を展示する企画展が京都・嵐山の福田美術館で開催されています。

福田美術館
美術館自体が非常に美しい

企画展「進撃の巨匠 竹内栖鳳と弟子たち」

「進撃の巨匠」とはなんともキャッチーで攻めたタイトルですが、「巨匠」とはもちろん竹内栖鳳のこと。京都に生まれた竹内栖鳳ははじめ四条派を学び、日本画に西洋画法を融合した独自のスタイルを確立し、京都の日本画壇を代表する存在として活躍しました。

栖鳳は画家としてだけでなく教育者としても優れ、上村松園や西山翠嶂をはじめ、多くの有名画家たちを輩出しました。

今回の企画展「進撃の巨匠 竹内栖鳳と弟子たち」では竹内栖鳳と弟子たちの作品、計98点を展示。タイトルの「進撃」は栖鳳と弟子たちが「競いながら前進を続けた」ことを意味しているそうです。

展示は3部構成。

第1章「竹内栖鳳の快進撃 ーその力の源泉としての円山四条派」では、栖鳳の作品とともに円山応挙以来の京都画壇の流れを紹介。栖鳳は江戸時代の人気絵師・円山応挙の弟子の弟子の弟子の弟子にあたります。応挙の作品など、栖鳳にいたる画家たちの作品も展示されています。

栖鳳の作品は、西洋の技法を取り入れて描かれた「金獅子図」や「春郊放牛図」など26点を展示。その動物画は今回の見どころのひとつ。さすがの迫力と美しさに圧倒され、時間を忘れて見入ってしまいました。

第2章「次世代の挑戦と研鑽 ー栖鳳の教えを胸にー」は、上村松園、西山翠嶂、西村五雲といった弟子たちの作品が展示されています。

それぞれ個性があって、見比べるのも楽しい。

栖鳳は1942年(昭和17年)まで生きたので、弟子たちの中には戦後まで活躍した人も多くいます。
第3章「戦後を生きた栖鳳の門人たち ーなお続く進撃ー」は、戦後も活躍した栖鳳の弟子たちの作品が展示されています。

企画展「進撃の巨匠 竹内栖鳳と弟子たち」は4月7日(日)までの開催。前期が3月4日(月)まで、後期は3月6日(水)~4月7日(日)までです。

企画展「進撃の巨匠 竹内栖鳳と弟子たち」

会場/福田美術館
   京都市右京区嵯峨天龍寺芒ノ馬場町3-16
   075-863-0606
会期/2024年1月18日(木)〜4月7日(日)
   前期 1月18日(木)〜3月4日(月)
   後期 3月6日(水)〜4月7日(日)
休館日/3月5日(火)
料金/一般・大学生 1,500円、高校生 900円、小・中学生 500円
Webサイト/https://fukuda-art-museum.jp/