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政治経済

アメリカとイスラエルのイラン攻撃ってなんなん?

2月28日、アメリカとイスラエルがイランに対して軍事攻撃を実施しました。
この攻撃により、イランの最高指導者であるアリー・ハメネイ師が死亡したとの情報が広がり、国際社会に大きな衝撃が走っています。
ハメネイ師は36年以上にわたりイランを統治してきた人物です。
この攻撃の際、近くにいた娘や義理の息子などの親族も巻き込まれ、死亡したと伝えられています。
イランの精鋭部隊であるイスラム革命防衛隊は報復を行う方針を明らかにし、中東各国のアメリカ軍基地やイスラエルの軍事拠点などを標的に攻撃を開始したとされています。

ハメネイ師とはどんな人物か

アリー・ハメネイ師は、イスラム法学の最高位にある宗教指導者です。
イラン革命を主導したルーホッラー・ホメイニ師の信任を受け、革命後の体制下で大統領を務めました。
1989年にホメイニ師が死去すると、第2代最高指導者に選出されます。
それ以来、イラン政治の絶対的中心として体制を統括してきました。

イランの最高指導者とはなにか

イランの最高指導者は、軍の最高司令官であり、国家の重要政策に対する最終決定権を持つ存在で、大統領よりもはるかに強い権限を持っています。
大統領は行政実務を担当しますが、最高指導者の意向に反する政策を進めることは事実上できません。宗教的見解が憲法解釈に優越するという特徴もあり、体制の頂点に立つ存在といえます。

イスラム革命防衛隊とは

イスラム革命防衛隊は1979年の革命と同時に設立されました。
正規軍とは別に存在し、軍事だけでなく政治や経済分野にも強い影響力を持つ、イラン特有の組織です。

アメリカは何を狙っているのか

アメリカのドナルド・トランプ大統領は、SNSに「史上最も邪悪な人間の1人であるハメネイが死んだ」と投稿しました。
さらにイラン国民に向けて、
「われわれが作戦を終えたら政府を掌握せよ。アメリカは圧倒的な力と破壊的な武力であなた方を支援する」
と呼びかけています。
これらの発言は、体制転換を視野に入れた行動であるとみられています。
外部からの軍事行動によって体制変革を促そうとしている可能性が指摘されています。

国際法上の問題

今回の攻撃には、国連安全保障理事会の決議も、アメリカ議会の正式承認も、いずれもありません。
主権国家への先制攻撃であり、最高指導者を標的とした軍事行動は、国際法との整合性が問われる行為です。
国益の観点からも、その合理性について疑問の声が上がっています。

核問題という背景

イランは核拡散防止条約(NPT)に加盟していますが、核兵器開発の疑念を持たれ続けてきました。
核拡散を防ぐことは国際社会にとって重要な課題です。
しかし本来は、外交交渉によって解決を目指すべき問題です。
一方、NPTに加盟していないイスラエルは核兵器を保有していると広く見られているものの、強い国際制裁を受けていないという現実もあります。

イラン国内は二分

イラン国内では、体制を守るべきだとする声と、長年の強権体制に不満を抱いてきた声が存在しています。
外部からの武力介入をどう受け止めるかによって、社会は大きく分断されています。

まとめ

今回の攻撃は、イランの最高権力者を直接標的にしたとされる極めて重大な出来事です。
中東情勢は連鎖的に拡大する可能性があり、世界は非常に不安定な局面に入りつつあります。