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【京都選出】批判噴出の西田昌司議員「ひめゆりの塔」発言とは?発言の波紋と参院選への影響

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自民党の西田昌司参議院議員が「ひめゆりの塔」に関して発言した内容が、沖縄県内外で大きな波紋を呼んでいます。

西田昌司議員の「ひめゆりの塔」発言とは

発言の内容と背景

2025年5月3日、那覇市で開催された憲法に関するシンポジウムで、西田議員は「ひめゆりの塔」の展示内容について、「日本軍がどんどん入ってきて、ひめゆりの隊が死ぬことになった。そしてアメリカが入ってきて、沖縄が解放された。そういう文脈で書いている。歴史を書き換えられると、こういうことになっちゃう」などと述べました。

沖縄県と政界からの批判

玉城知事や自民県連の反応

この発言に対し、与野党を問わず多くの批判が寄せられています。沖縄県の玉城デニー知事は「認識錯誤も甚だしい」と述べ、自民党沖縄県連の座波一幹事長も「県民の反発を招くような表現は避けるべきだった」として発言の撤回を求めました。

西田昌司氏の対応と釈明

西田議員は5月7日、国会内で記者団に対し、「撤回はしない」と明言しました。また、「今回の発言で県民の方々を傷つけるつもりは全くなかった。結果として傷ついた人がいると報じられている。それは意図するところではなかった。それは切り取った報道に問題がある」と述べ、報道のあり方にも言及しました。

ひめゆり平和祈念資料館の見解と事実確認

ひめゆりの塔は、沖縄戦で命を落とした沖縄師範学校女子部と沖縄県立第一高等女学校の生徒・教師計227人を悼む慰霊碑です。隣接する「ひめゆり平和祈念資料館」は1989年に開館し、当時の証言や遺品、体験を通じた平和教育を行っています。

ひめゆり平和祈念資料館の普天間朝佳館長は、西田議員の発言に対し、「展示がひどいとか、間違った展示があるとか言われると、体験者の思いを否定するものだし、踏みにじるものじゃないか」と述べ、強い憤りを示しました。

また、琉球新報の調査でも、西田氏が指摘したような展示内容は存在しないことが確認されています。

西田昌司という政治家

西田昌司氏は、自民党所属の参議院議員で京都府選出。参院議員としては現在3期目(2025年夏に改選)となります。

国会では鋭い追及や激しい発言、というか口汚いヤジで知られ、特に民主党政権時代には「政治とカネ」の問題を強く追及。その様子から「ヤジ将軍」とも呼ばれ、本人もそうした評価を意識し、悦に入る様子が見られます。

その発言や行動は賛否を呼び、京都の良識ある人からは蛇蝎の如く嫌われてますが(少なくとも自分の周辺ではそうです)、支持者からは熱心な支持を受けています。

今回の問題が問うものと参院選2025への影響

今回の発言は、単なる言い間違いでは済まされない、歴史認識・戦争教育・慰霊のあり方、さらには政治家の発言責任など、広範なテーマを含んでいます。

そして2025年7月には参議院選挙が控えています。西田氏はこの選挙で改選を迎える立場にあり、有権者が今回の発言をどう受け止めるか、その判断が注目されます。

京都人の良識が問われる選挙になりそうです。