【京都市中京区】大河ドラマ『光る君へ』の聖地「高陽院跡」
平安時代中期を舞台に『源氏物語』を生んだ紫式部の生涯を描く2024年の大河ドラマ『光る君へ』。
『光る君へ』では時の権力者・藤原道長が紫式部と大きな関わりを持つ重要な人物として登場します。その道長の息子が、やはり『光る君へ』に登場する藤原頼道。宇治の平等院を建立した人物です。
その頼道の邸宅だった場所が、丸太町にある「高陽院跡」です。「高陽院」と書いて「かやいん」と読む。
「高陽院」の場所は丸太町通の北側、堀川通と烏丸通のちょうど中間のあたり。その敷地は他の貴族の邸宅の4倍もある広大なもので、寝殿造の邸宅の周辺に3つの池と四季の庭を配し、たいへん豪華なものだったと伝えられています。
「高陽院」があった場所は、現在は「株式会社ITP」という印刷会社になっています。跡地には案内板が残るのみですが、2018年に調査された際には池の石敷き跡が出土しています。
株式会社ITPのビル屋上には、発掘された景石を使って庭園の一部が復元されているそうです。
高陽院跡
住所/京都市中京区丸太町
株式会社ITP
Webサイト/https://www.itp.co.jp/