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【京都市伏見区】日本の電車発祥の地である伏見の「我国に於ける電気鉄道事業発祥の地」

文化, 歴史

あまり誰も知りませんが、京都は電気鉄道発祥の地です。

日本最初の電気鉄道である京都電気鉄道株式会社の伏見線は、1895年(明治28年)年開業。京都市下京区東洞院通東塩小路踏切(旧東海道線)南側を起点として,伏見町油掛通までの約6kmを走りました。

油掛通には1781年に創業した老舗和菓子店「伏見駿河屋」があります。伏見側の起点は伏見駿河屋の横にありました。現在、店前には電気鉄道事業発祥地を示す石標が建てられています。

油掛通は今でこそそれほど目立つ通りではなく、なぜここが起点に?と思わなくもありませんが、この辺りは伏見港が近く、昔は京や大坂へ行き交う人々で賑わう伏見の中心でした。しかし、大正時代に桃山御陵ができると街のにぎわいは大手筋のほうに移ってしまったそうです。

少しわかりにくいのですが、電柱の影に石標があります。けっこう交通量が多いので、写真を撮る際には車にご注意を。

伏見駿河屋 本店

住所/京都市伏見区下油掛町174