【京都市右京区】福田美術館で動物画を展示する「福田どうぶつえん」

福田美術館で7月13日から開催されている「福田どうぶつえん」は、美術館と動物園の融合を目指した展覧会。福田美術館が誇る福田コレクションの動物画78点が集結し、ライオンやトラといった猛獣からイヌやネコなどの身近な動物まで、日本画家たちが描いた動物画で楽しめます。

「福田どうぶつえん」

「福田どうぶつえん」では、円山応挙や伊藤若冲といった江戸時代の画家から、現代までの日本画家たちが描いた動物の姿を解説と共に紹介。展示は3部構成となっています。

第1章 猛獣とはたらく動物

第1章では、大迫力の猛獣と人々の生活に関わった「はたらく動物」のコーナー。冒頭の大橋万峰（おおはしまんぽう）・翠石（すいこく）による虎の絵は圧巻。対比するように展示された江戸時代の与謝蕪村（よさぶそん）による虎の絵は、なんだか気の抜けたユーモラスな風貌です。これは、江戸時代の画家たちは虎を見たことがなく、猫を参考に想像で描いていたから。同じ動物でも画家それぞれの表現が違うので、見比べるのも楽しい。

第2章 ツルツル、ニョロニョロ、ふわふわっ！

第2章では、甲殻類や爬虫類、サル、小動物の動物画を展示。鑑賞後は近くの「嵐山モンキーパーク」に本物を見に行くのもいいですね。

第3章 イヌ、ネコ大集合！

第3章は身近な動物であるイヌとネコの絵が大集合。円山応挙の犬の絵は、そのあまりの愛らしさに力がぬける…

8月は小学生無料

8月1日（木）から31日（土）までの1ヶ月間は、小学生（13歳未満）は入館料が無料となります。夏休み中でもありますし、この機会にぜひ福田美術館でアート体験をどうぞ。

毎週火曜日は「喋っていいDay！」

美術館って静かに鑑賞しないといけないイメージがありますよね。
福田美術館は普段から展示室での会話を禁止しているわけではないのですが、「福田どうぶつえん」の開催期間中の毎週火曜日は「お喋りOK」とする「喋っていいDay！」が実施されます。
感想を述べあったり、お子さま連れでも気兼ねなくアート鑑賞ができますよ。

「福田どうぶつえん」は、2024年10月1日（火）までの開催。夏休みもあるし、お子さまの自由研究にもよさそうですね。福田美術館と京都市動物園をはしごするのもいいかもしれません。

福田どうぶつえん

会場／福田美術館
　　　京都市右京区嵯峨天龍寺芒ノ馬場町3-16
　　　075-863-0606
会期／2024年7月13日（土）〜10月1日（火）
　　　前期：7月13日（土）〜8月26日（月）
　　　後期：8月28日（水）〜10月1日（火）
開館時間／10：00〜17：00（最終入館 16：30）
料金／一般・大学生 1,500円、高校生 900円、小・中学生 500円
　　　※8月1日〜31日までは小学生無料
Webサイト／https://fukuda-art-museum.jp/