【京都市中京区】明治時代の代表的近代建築が重要文化財に指定される「京都文化博物館 別館」
明治時代まで、三条通は京都のメインストリートでした。そのため、三条通には多くの近代建築が建てられました。
四条通が拡幅されると、三条通はメインストリートの座を四条通に奪われてしまいます。
ですが、そのおかげでその後の開発から逃れ、結果として明治から昭和初期までの名建築の数々が現代まで残ることになりました。なんとも皮肉な話です。
多くの近代建築が残り、レトロな雰囲気がある三条通ですが、その中でもひときわ目をひくのが、現在は京都文化博物館の別館となっている旧日本銀行京都支店です。
京都文化博物館 別館(旧日本銀行京都支店)
旧日本銀行京都支店は1906年(明治39年)、辰野金吾とその弟子の長野宇平治の設計によって建てられました。
煉瓦造の重厚な建物で、1965年(昭和40年)まで日本銀行京都支店として使用されたのち、国の重要文化財に指定されています。
現在は京都文化博物館の別館となっています。
内部はホール、ギャラリー、ショップなどからなります。
別館の見学は無料。本館の展覧会に関係なく、別館だけ見学することも可能です。
別館のホールでも展覧会や音楽会などが開催されますが、普段は自由に見学できます。
その立派な造りに圧倒されます。
ああ、こんな所に住めたらなあ…
京都文化博物館
住所/京都市中京区三条高倉
電話/075-222-0888
開館時間/総合展示 10:00~19:30(最終入場は閉室30分前)
特別展 10:00~18:00(金曜日 ~19:30)(最終入場は各閉室30分前)
別館 10:00~19:30(各種イベント時は別)
休館日/月曜日(祝休日は開館、翌日休館)、年末年始
Webサイト/https://www.bunpaku.or.jp/