1. HOME
  2. 文化
  3. 京都で撮影 NHKドラマ『広重ぶるう』
文化

京都で撮影 NHKドラマ『広重ぶるう』

文化

浮世絵師・歌川広重を、ともに歩んだ妻・加代との夫婦の物語としてドラマ化。2024年にNHK BSで放送され、NHK総合でも再編集版が放送された『広重ぶるう』。舞台は江戸ですが、街の風景は京都で撮影されています。

『広重ぶるう』

歌川広重(阿部サダヲ)は家業の火消しで生計を立てる下級武士。絵がまったく売れず、もがき苦しむ広重を、妻の加代(優香)は励まし、自身の着物やかんざしを質に入れて支えます。

ある日、舶来絵具「ベロ藍」の美しさに衝撃を受けた広重は、ベロ藍を使った風景がを描き始めます。

やがて武士をやめ、画業に専念した広重は、版元の竹内孫八(髙嶋政伸)と出会います。孫八の提案で「東海道五十三次」を描くと、これが大ヒット。一躍人気作家になりますが…

原作は梶よう子さんによる同名小説。2023年の第42回新田次郎文学賞に選ばれています。

主人公・歌川広重を阿部サダヲさん、妻の加代を優香さん、鬼才・葛飾北斎を長塚京三さん、同門の売れっ子絵師・歌川国貞を吹越満さん、火消しの同僚・岡島武左衛門を勝村政信さん、広重を導く竹内孫八を高嶋政伸さん、岩戸屋喜三郎を渡辺いっけいさんが演じます。

京都の各地で撮影

『広重ぶるう』は江戸時代後期の江戸が舞台ですが、その風景は京都や滋賀での屋外ロケで撮影されています。

大覚寺・明智門

広重が出入りする印象的な屋敷の門は、大覚寺(右京区)の明智門で撮影されました。
この明智門・明智陣屋は明智光秀が居城としていた亀山城の一部を移築したもの。時代劇でよく使われるスポットだそうです。

南禅寺

孫八が広重に『東海道五十三次』の依頼をする場面や、広重と加代が肩を並べて歩く場面、広重と武左衛門がお茶を飲む場面の撮影が行われました。

上賀茂神社

北斎が石を投げ、水しぶきを見る場面は、上賀茂神社の「ならの小川」で撮影されました。

どこも京都人ならよく知る場所であり、観光地でもありますが、ドラマを見ていてもなかなか気づかないかも(自分がそうでした)。ドラマを観てどのように登場するか確認するのも楽しいかもしれません。

『広重ぶるう』
Webサイトはこちら/https://www.nhk.jp/p/ts/RY51Z4J3QJ/

視聴はNHKオンデマンドやU-NEXT、Amazon Prime Videoなどで行えます。