【京都市左京区】名画の美しさを屋外で鑑賞できる世界初の絵画庭園「陶板名画の庭」
京都市営地下鉄北山駅前の「陶板名画の庭(とうばんめいがのにわ)」は、古今の名画を陶器の板に転写して展示している屋外美術館。モネの「睡蓮・朝」やミケランジェロの「最後の審判」といった名画を、太陽光で鑑賞できるという世界で初めての絵画庭園です。
説明しよう!陶板画とは
「陶板画」は18世紀半ばにヨーロッパで生まれた技法で、陶器の板に図柄を転写し焼成したもの。絵画や壁画とは異なり、変色や腐食が起こらないので、屋外にあっても永く保存することができます。
世界初!陶版画と名画が融合した絵画庭園
陶板名画の庭は、陶板画によって美しさをそのままに再現された名画を太陽光で鑑賞することができる、世界で初めての絵画庭園です。
場所は都市営地下鉄北山駅の3番出口を出てすぐ東。
入場料はなんと100円!そんなに安くて大丈夫なん…?
建物は安藤忠雄の設計。
園内に入るとゆるやかなスロープで地下2階まで降りていき、3層の回廊から鑑賞ができるつくりになっています。
展示されている名画は、次の8点。
- 睡蓮・朝(モネ)
- 鳥獣人物戯画 (伝・鳥羽僧正)
- 最後の審判(ミケランジェロ)
- 最後の晩餐(レオナルド・ダ・ヴィンチ)
- 清明上河図(清院本)
- ラ・グランド・ジャット島の日曜日(スーラ)
- テラスにて(ルノアール)
- 糸杉と星の道(ゴッホ)
園内には池と滝が点在しており、これらの名画の表情が、その時々の太陽の光、水と滝のきらめきや音によって多彩に変化するのが見もの。通常の美術館の室内で観るのとはまた一味違う、名画の美しさを屋外で堪能できます。
京都府立陶板名画の庭
住所/京都市左京区下鴨半木町
電話/075-724-2188
開園時間/9:00~17:00 ※入園は16:30まで
休園日/12月28日~1月4日
入園料/一般 100円
Webサイト/http://kyoto-toban-hp.or.jp/