【京都市右京区】映画やドラマの撮影によく使われる「大覚寺」
大覚寺(だいかくじ)は真言宗大覚寺派の大本山。境内にある大沢池(おおさわのいけ)や明智門(あけちもん)は、映画やドラマの撮影によく使われることで知られています。
大覚寺
大覚寺はもともとは嵯峨天皇の離宮でしたが、876年に寺に改められました。一時衰退しますが、1308年に後宇多天皇が再興し、ここで院政を行います。以来、皇室ゆかりの寺院として、宮廷風の建築物や皇室ゆかりの建物を移築したものが多くみられます。
時代劇の撮影所が多い太秦から近く、境内に大沢池や明智門、明智陣屋があることから、時代劇のロケ地としてよく使われています。有名なところでは『柳生一族の陰謀』『将軍家光の乱心 激突』『陰陽師』などが撮影されたそうです。
大沢池
大沢池は唐の洞庭湖を模して嵯峨天皇が築造したもの。平安時代の名残をとどめる日本最古の人工の庭池とされます。1923年(大正12年)に国の名勝に指定されました。
かつては舟を浮かべ、詩歌管弦の宴が繰り広げられたといいます。現在でも中秋の名月のころになると「観月の夕べ」が催されています。
明智門・明智陣屋
明智光秀の居城だった亀山城は、丹波攻略の拠点として築かれました。
江戸時代中期以降は松平氏の居城となりますが、明治維新後に廃城となりました。
城跡は現在、大本教の持ち物となっており、遺構の一部が大覚寺や亀岡市立千代川小学校に移築されています。
大覚寺に移築された遺構が「明智門」「明智陣屋」で、ともに白壁がとても美しく、当時の面影を感じさせます。
先に境内を見学して、さあ明智門・明智陣屋へと思ったのですが、明智門・明智陣屋ともに一般公開されていないのだった…
ああ、奥に明智陣屋が見える…
大覚寺
住所/京都市右京区嵯峨大沢町4
電話/075-871-0071
Webサイト/https://www.daikakuji.or.jp/