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【京都】お洒落で和モダンな木版画雑貨「竹笹堂」

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みなさんこんにちは。
ライターのモリタテルヨシです。
ライターとかプランナーなどと名乗っているだけあって、好奇心旺盛で多趣味なのが取り柄の僕なのですが、その中でも「御朱印」はかなりキャリアの長い趣味になります。思えば小学生の頃からMy御朱印帳を片手に都七福神を一人で周っていたので、結構「つわもの」ではないかと思います。

それで今回、この「どすえ」の企画で御朱印を集めさせてくれるというので飛びついたわけですが、やはり企画として取り組むわけですからこだわって御朱印帳選びからやってみたい!

というわけでやってきたのが綾小路通西洞院東入ル、風情ある石畳の路地を進んだ先にある竹笹堂さん。
暖簾に「木版画」という文字が見えますが、そうなんです。こちら、職人さんが手摺りした木版印刷を新しい感覚で雑貨展開した、お洒落で和モダンなアイテムが揃うお店なんです。

最近では御朱印に若い女性ファンが増え、お寺や神社で売っているものとはまた趣が違う御朱印帳を持ち歩いている人も多いのですが、ここ竹笹堂さんにも素敵なアイテムがあると聞いてお伺いしました。

「『御朱印帳』と謳ってしまうと用途を絞ってしまいますので、『じゃばら帖』という呼び名にしています」(スタッフの加藤光穂さん)という竹笹堂さんの「手摺り木版画のじゃばら帖」は、職人さんが見事な技巧で手摺りした木版画を表紙にあしらい、非常に落ち着いた味わいの中に新しさと愛らしさもある楽しい逸品。デザインも素敵ですが、手にとってみると和紙独特の優しい感触が、掌に心地よく馴染みます。

加藤光穂さん。

このじゃばら帖で、特に僕が魅力を感じたのが、紙の地色の白を効果的に使った絵柄の構成美。

「手摺りの木版画は色をたくさん使って版が増えると手間もコストも上がります。なので2色を重ねて掛け合わせの色を使ったり、紙の白色を利用したデザインにしたりして、絵柄に豊かさを持たせているんです」

見た目、1色や2色でできているとは思えない広がりのある表現。時間が経つのも忘れて、夢中で「あれもいい、これもいい」と楽しみながら「Myじゃばら帖」を選んでいました。

どれも魅力的だったのですが、今回僕が選んだ絵柄は、竹笹堂さんを代表するモチーフでもある達磨さんをあしらったもの。これも赤色と、紙の地色の白のコントラストが映える絶妙なデザインで、しかもなんとも言えない可愛さがありグッときました。
お寺や神社で手に入れる厳かな御朱印帳も雰囲気があって好きなのですが、このじゃばら帖は持ってるだけですごい楽しそうで、散歩や食べ歩きとセットで「ぶらっと御朱印をいただきに・・・」って軽い感覚で出掛けられそうでいいですね。
 
さて、お気に入りの御朱印帖も手に入れたので、次回はさっそく御朱印をいただきにいきましょう。
 
お寺や神社を巡ると、その付近の楽しいスポットや美味しいものに出会えるチャンスでもあります。
これから読者のみなさんに、御朱印の面白さ、素晴らしさを、この達磨さんのじゃばら帖と共にお伝えしていければと思います!
 
それでは乞うご期待!

竹笹堂

住所 〒600-8471 京都市下京区綾小路通西洞院東入ル新釜座町737
電話 075-353-8585
営業時間 11:00〜18:00
定休日 水曜休
webサイト http://www.takezasa.co.jp/
https://takezasado.com/
  カード可

掲載情報は配信時のものです。現在の内容と異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください。

撮影:稲場啓太(いなフォト/https://inaphoto.shiga.jp/