【京都市左京区】みたらし団子の発祥の地「下鴨神社」
下鴨神社の正式名称は「賀茂御祖神社」(かもみおやじんじゃ)。賀茂川、高野川の合流地点に鎮座し、上賀茂神社などとともに京都最古の神社のひとつとされます。
御祭神は賀茂建角身命(かもたけつぬみのみこと)と玉依媛命(たまよりひめのみこと)で、男性守護、導き、勝利、また女性守護、安産、子育ての御利益があります。
1994年(平成6年)には「古都京都の世界遺産」のひとつとして世界遺産に登録されました。
境内に入ると、参道沿いに「糺の森」が広がります。
糺の森は東京ドームの約3倍もの面積がある原生林。森林の全域が国の指定を受け保存されています。
みたらし団子発祥の地
本殿近くの「御手洗池」(みたらしいけ)は、7月の土用になると清水が湧き出るところから「鴨の七不思議」に数えられます。この湧きあがる水泡の姿を団子にしたものが「みたらし団子」の発祥とされています。
下鴨神社と有頂天家族
『有頂天家族』(うちょうてんかぞく)は森見登美彦さんによる小説作品。人に化けた狸と天狗が人間社会に紛れて暮らす京都を舞台に、狸界の名門・下鴨家の四兄弟を中心に起こる様々な騒動が描かれます。
2013年(平成25年)にはテレビアニメ化。漫画、ラジオドラマ、舞台、人形劇と、さまざまなメディアミックスがされています。
2017年(平成29年)には「京都特別親善大使」に就任し、「有頂天家族」のキャラクターたちが「おもしろき古都・京都」を紹介する「おもしろき古都は、良きことなり」キャンペーンが開催されました。
『有頂天家族』では、主人公の下鴨一族が下鴨神社の糺の森に暮らしているという設定。下鴨神社は『有頂天家族』の聖地というわけで、ファンとしてはなんだかワクワクします。
2024年3月17日にはTVアニメ『有頂天家族』の放送10周年を記念して制定された「有頂天家族の日(12月26日)」の制定式が下鴨神社で実施されました。
現在、京都では「TVアニメ『有頂天家族』放送10周年記念プロジェクト」として「京巡りスタンプラリー」を実施中。2024年12月26日(木)までの開催です。
下鴨神社
住所/京都市左京区下鴨泉川町59
電話/075-781-0010
Webサイト/https://www.shimogamo-jinja.or.jp/